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木原真男、masao kihara

 

 

 

Books and Article

 

"Solo exhibition" Gusto House, Kobe 2008

 

 

 

 

 

The Preinted matters and ARTICLE , Early works to Now !

 

木原真男の文章を読む

 

 

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" OVER TONE Ⅱ" Kanagawa Prefecture Gallery , Kanagawa 2010 「美術の地上戦」(神奈川県民ホール/神奈川)See Masao Kihara's Page See printed matter 2、

phot

"Contemporary in Takarazuka" Takarazuka City , Hyogo 2004 「宝塚現代美術展」(宝塚南口サンピオラ/兵庫)

See article 1、

 

木原真男、masao kihara

"HANTO 1" MIURA City, Kanagawa 2000 「半島・1」(三浦市/神奈川) See printed matter 1、2、 See his work

 

ph木原真男、masao kihara

"les mots et les choses" Gust House (Kobe)

2012 "言葉と物" 木原真男・倉重光則・水野俊介・向井修一・山田和夫(グストハウス/神戸)

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木原真男、masao kihara

"Trick art and Insect" 2011 Sayamaike Museum, Osaka「 瀧道まるごと美術館 」(箕面公園昆虫館 / 大阪府)2011 See article 1、2、3、 See his work

 

"KAKUSARETA MANAZASHI" Itami City, Hyogo 2000 「木原真男・谷口 新 二人展」(伊丹ホール/兵庫)2000

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ry」 2000年 明

 

 

 

 

 

   MASAO KIHARA言葉と物 2012

 

さび色 引き上げられた錨の色 輝く海 むき出し

の船腹 廃線のレール ショーウインドウの裏側に

さら地の下に閉じ込められた色 垂れ下がった電線

 動かぬ雀たち ガード下の暗がり 午後3時のコ

ーヒータイム 女たちの歯根に染み付いた色 ぼく

らの都市 ぼくらの記憶 ぼくらのはき出す息 隅

から隅まで 内も外も すべてさび色 排水溝のふ

たに 色抜けした茶パツ頭に つけまつげの目尻に

 その色は忍び寄る 人々は磨く ひたすら磨く 

輝きを保つために でも明日は色褪せてさびつくだ

ろう アスファルトに食い込むドリルの音 とぎれ

ることのないエンジン音 救急車のサイレン うな

り続けるエアコン 口々から発せられる声声 あら

ゆる音が舞い上がり ぼくらの頭上で酸化される 

やがて静かに降り積もり 運河の底に 薄暗い地下

室に ぼくらの前のテーブルに さび色の澱が沈澱

する 言い出せなかった言葉の後に とぎれかけた

意識の背後に くらい闇の中に